Android StudioでKotlinのプロジェクトを作成すると、build.gradle
にデフォルトでkotlin-stdlib
のdependencies
が追加されています。
dependencies {
implementation "org.jetbrains.kotlin:kotlin-stdlib:$kotlin_version"
}
このdependencies
の記述、Kotlin 1.4.0以降は不要のようです。Kotlin 1.4.0のWhat’s newに説明がありました。
You no longer need to declare a dependency on the
https://kotlinlang.org/docs/whatsnew14.html#dependency-on-the-standard-library-added-by-defaultstdlib
library in any Kotlin Gradle project
上記ページの説明によると、自分でdependencies
を記述しなくても、自動的に適したバージョンのライブラリの依存関係が追加されるそうです。
もちろん通常は記述していてもとくに問題はないのですが、既存プロジェクトのKotlin pluginのバージョンを更新したり、Gradleのバージョンを更新したりした際に、「Plugin version (1.5.10) is not the same as library version (1.5.0)」のような警告が出ることがあります。
実はこの警告は誤検出らしいのですが、警告が出ていると気になってしまうものですし、放置していると本当に必要な警告を見逃しかねません。そもそも不要な記述なら削除してしまいましょう。