Jetpack Compose入門(1) Jetpack Composeの魅力

Jetpack Composeの魅力は、なんといってもKotlinによるUIの記述が、非常にシンプルに書けるということでしょう。もともとKotlinはJavaに比べてシンプルかつモダンな書き方ができる言語ですが、このKotlinの長所を活かしつつ、宣言的な記述で状態管理を必要最小限にすることで、UIのバグが混入しにくくなっています。

Androidの登場以来、UIはずっとXMLで記述されてきました。XMLによるUIの記述は、Viewとロジックを分離するという点ではとても有効ですが、実際のコーディングの場面ではXMLとJava/Kotlinの行き来が非常に面倒でした。XMLとJava/Kotlinを結び付けるには、古くはfindViewById()を使い、ここ最近ではViewBindingやDataBindingが導入されてきましたが、XMLで作ったView構造をソースコードから更新するという基本構造はずっと変わってきませんでした。そこに颯爽と現れたのがJetpack Composeです。

Jetpack Composeは、従来のViewシステムとは全くの別物です。従来のUIはすべて、Viewクラスを継承した各種のウィジェットを使って構成していましたが、Jetpack ComposeはViewの概念は出てきません。一から作り直されています。そう聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、今風のシンプルかつモダンな書き方なので、XMLによるViewの作り方を学んだ時よりも少ない労力でJetpack ComposeによるUIを書けるようになると思います。XMLの記述が面倒で脱出したい人はもちろん、これからAndroidプログラミングを勉強する人も、Jetpack Composeを学ぶメリットはあると思います。