Android Studioを4.2.1からArctic Foxに更新しました。
バージョン番号について
今回からバージョン番号体系が新しくなりました。従来の4.x.xといった番号は表に出なくなり、動物名とIntelliJのバージョンを組み合わせた番号になりました。動物名はAから始まり、B、Cと順に増えていくようです。今回は初回なのでAで始まるArctic Fox(ホッキョクギツネ)、IntelliJのバージョンは2020.3、1回目のメジャーリリースなので1がついて、Arctic Fox | 2020.3.1ということです。ちなみに従来の番号体系では4.3.0に相当するそうです。
アップデートの影響
Kotlin
Kotlin pluginのバージョンも合わせて更新されました。1.5.21になりました。1.5.20との違いはバグフィックスとのことなので、利用上の大きな変更はなさそうです。
合わせて、kotlin-gradle-plugin
のバージョンも変更します。
buildscript {
ext.kotlin_version = "1.5.21"
...
dependencies {
classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:$kotlin_version"
}
テーマ
※2021/10/13追記。Patch2を試してみたら、修正されていました。Dark Purple Themeもまた使えるようになりました。
愛用していたDark Purple Themeがなぜか使えなくなりました。プラグインはインストールされているのに、Theme設定から選択できません。調べるとバグ報告されていました。その他のテーマもすべて使えなくなってしまっているようですね。ワークアラウンドも紹介されていますが、次のマイナーリリースで修正されるとのことですので、のんびり待ちたいと思います。というか久しぶりにDarculaを見ると、これはこれでアリだなと感じたので。
Android Gradle Plugin
Android Gradle Plugin (AGP) 7.0.0が使えるようになっていました。リリースノートによると、AGP 7.0に必要なJDK11はAndroid Studio Arctic Foxにバンドルされているようですし、そのほかに大きな問題になりそうな変更もなかったので、ついでに更新しました。
元が4.2.1を使っていたので、build.gradleの該当箇所にマウスを当てると4.2.2へのアップデートを勧められますが、
More actions…からInvoke Upgrade Assistant for upgrade to 7.0.0を選択し、
あとは画面の指示に従うとアップデートできました。
まとめ
Android StudioのバージョンをArctic Foxに更新しました。テーマを適用できなくなるバグは早く治るといいなと思います。